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神通力のチカラ その一(落葉の夏SS

「これだわっ!」

多々さんの目を盗んで宝物庫に入り、書籍を漁っていた時のこと。

「この方法を使えば、あたしはきっと……!」


……


「夜さん夜さん夜さん夜さん夜さん夜さ……!」
「そんなに呼ばなくても聞こえてるわ! どうしたの、慌てちゃって」
「すごくいいことを思いついたんです!」
「……いいことって? なんだか嫌な予感しかしないんだけど」


夜さん、少し警戒気味だ。さすがに今までの傾向から、なんとなく予想が付いてるみたい。

「多々さんのところですごいことを発見したんです! もしかしたらあたし、帰れるかもしれません!」
「え……本当!? すごいじゃない!」
「だから言ったでしょっ。お願いですから、協力してくれませんか?」
「そういうことならわかったわ。わたしは何をすればいいのかしら」
「はい、実は……!」

……

「……どうして階段の前に立たせるのかしら?」
「それが帰るためには必要なんです」
「本当に? ……それで、この後どうするの?」
「こうするの」

ガシッ

「ど、どうしてしっかり抱きつくのかしら?」
「こうする必要があるからです」
「ほほほ本当に……? この後どどどどうするの……?」
「こうするの!」

グイッ

「ああああやっぱり階段から落ちるのぉぉぉぉ!?」
「あぶべばぶべべっ! ごれが必要なんでずぶぽぱっ!」
「ぎにゃあああああ!」

……

「いたた……」
「ううう、死ぬかと思った……」
「……」
「……」
「あれ?」
「おおっ」
「どうしてわたしが……わたしの前に?」
「本当だ、成功した! 本に書いてあったとおりだ!」
「わたしが喋った!? まさか目の前にいるわたしは……!」
「そうです、わたしく、静が中の人を演じております」
「まさかっ! 本当に入れ替わったの!?」
「俺がお前でお前が俺で、というやつです。と、いうことで!」
「い、いったい何をする気なの?」
「邪魔なゴミはゴミ箱へ! ゴッド、千手壊拳! ホワチャチャチャチャァ!」
「でぶべしわばっ!?」
「フゥー! あたしが一番うまく夜さんの体を使えるのよ! ……ではいざゆかん! 我が大義、今こそ成さんとす!」
「ど、どうしてわたしばっかりこんな目に……ぺぃっ!」

ドゴォッ!

「……あれ、やりすぎたかな。あたしの体が爆散しちゃった」
「……」
「これはアレね! 過去にとらわれず、未来を見なさいという神様の勅ねっ!」
「よおし、いっちょやってみっか!」

約束の地エルサレムはすぐそこだッ!
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  1. 2010/09/17(金) 23:08:00|
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